前期期末考査も終わり、令和8年度も半年が経過しました。9月30日(水)には終・始業式が行われ、校長講話(以下内容掲載)を全校で聞き、新たな気持ちで後期のスタートをきりました。

◆ 終始業式 校長講話
本日で前期が修了し、明日から後期がスタートします。前期と後期の大きな節目の日です。
そして、今日から2日間、クラスマッチが始まります。日頃の学習や部活動に加え、この2日間は、競技に、そして応援に、皆さんが全力で取り組む姿を楽しみにしています。
さて、4月の始業式で、2・3年生の皆さんには「107」という数字を紹介したことを覚えているでしょうか。
「人生100年時代」と言われる中で、自分の人生を支える「3つの資産」として、「生産性資産」「活力資産」「変身資産」についてお話ししました。
この前期を振り返ると、皆さんは「探究の時間」などを通して、自ら課題を見つけ、考え、行動し、成果を積み重ねてきました。そうした経験の一つ一つが、皆さん自身の「生産性資産」になっています。
そして、今日からのクラスマッチで、ぜひ深めてほしいのが、二つ目の「活力資産」です。
活力資産とは、心身の健康であったり、良好な人間関係であったり、人とのつながりのことです。
では、良い人間関係を築くための第一歩は何でしょうか。
私は、日々の何気ない「挨拶」ではないかと思います。
普段の学校生活の中で、「おはようございます」「こんにちは」と、気持ちのよい挨拶をしてくれる南高生がたくさんいます。そうした姿を見ると、とてもうれしく、そして頼もしく感じます。
挨拶は、自分の心を開いて相手に近づく第一歩です。いわば、「こころの架け橋」をつくる入口です。
たった一言の挨拶ですが、そこには大きな力があります。
こんなエピソードがあります。
コメディアンの萩本欽一さん、いわゆる「欽ちゃん」を知っていますか。
萩本さんが浅草東洋劇場で修業していた頃、演出家から「芸の才能がない」と言われ、辞めさせられそうになったことがあったそうです。
そのとき、劇場の支配人や先輩芸人が、「彼は挨拶が気持ちいい。挨拶のできる人間は残そう」とかばってくれたことで、劇場に残ることができた、という話があります。
もちろん、挨拶だけですべてが決まるわけではありません。
でも、挨拶には、「あなたの存在を認めています」「あなたと関わりたいです」という気持ちが込められています。だからこそ、人間関係を築く上で、とても大切なのです。
3年生の皆さんは、これから面接練習で、先生方から「もっと大きな声で」「相手の目を見て」「明るく挨拶して」と、しつこいくらい言われるかもしれません。
でも、それには理由があるのです。
たかが「挨拶」、されど「挨拶」です。
この節目に、もう一度、自分の挨拶を少しだけ意識してみてください。
「少し明るく」
「相手の目を見て」
「笑顔で」
そんな小さな心掛けで十分です。
その積み重ねが、やがて「良好な人間関係」という皆さんの「活力資産」につながっていきます。
明日から始まる後期も、心身ともに健康で、仲間とのつながりを大切にしながら、充実した学校生活を送ってください。
そして、まずは今日から2日間のクラスマッチ。
競技する人も、応援する人も、南高生らしく、思い切り楽しんでください。
何より、怪我のないように。
皆さんの熱戦と、たくさんの笑顔を期待しています。